2019年3月14日 クラフト教室・支援報告 第186回

・日 時:3月14日
・参加者:10名
・奉仕者:仙台教会6名 石巻教会1名

3月のクラフト教室は、「ワイヤーポーチ」を作りました。苺とグリーンの生地が苺畑を思わせる可愛らしいポーチです。口金の芯に専用のワイヤーを入れる自立型となっています。もう少しで完成でしたが、仕上げは来月ということになりました。
縫いながらのお話の中心は、やはりちょうど8年前の3・11の震災当日のことでした。家も車も何もかも大津波に流されて行く様子、そして避難所での生活を、昨日のことのように、淡々と語ってくださいます。今、8年の歳月が流れ、ようやく平穏な日常が戻って来たところです。お話しくださることによって、少しでも、心の重荷を降ろしてくださったらと祈りつつ聞かせて頂きました。
チャペルタイムでは、森永製菓の創業者「森永太一郎」についてお話しました。寂しい幼少期を過ごした彼でしたが、19歳の時に一流の商人になろうと渡米しました。しかし、うまく行かず、すべてを失って失意のうちに公園のベンチに一人座っていた時、見ず知らずの婦人が差し出した1粒のキャンデーが彼の人生を変えたのでした。その美味しさに魅了された彼は菓子職人になろうと決心しました。また、差別に会いながら孤独の中で一人修行をする彼を支えたのはクリスチャンの老夫婦でした。太一郎は間もなく教会に集うようになり洗礼を受けました。そして、いくつもの挫折を通りながらも「森永製菓株式会社」を設立しました。すべてを失った時に出会ったキャンデーと聖書。それが彼の人生を変えて行ったのです。神様は愛するものを決して見捨てない、見放さない・・・クラフト教室に集まってくださる方々も人生の舵を大きく切ってイエス様のもとに帰って頂きたいと切に願いました。
厳しかった冬の間も守られてようやく春がやって来ました。これまでこの働きのために、いつもお祈りくださりご支援くださる兄姉に心から感謝致します。集われている方々の救いのために、準備に当たる奉仕者のために引き続きお祈りを頂けましたら幸いです。感謝しつつ。

仙台福音自由教会
吉田真知子