今日のメッセージ 『なぜ不信仰に陥るのか』 2026年4月12日

 牧師 高橋勝義

〔申命記2章24~37節〕

 約束の地を目前にしながらイスラエルは、自ら招いた不信仰により荒野で38年過ごさなければなりませんでした。しかし、神はついに「立ち上がって出発せよ。アルノン川を渡れ。見よ、わたしはヘシュボンの王アモリ人シホンとその国を、あなたの手に渡す。占領し始めよ。彼と戦いを交えよ。」とイスラエルに命じたのです。モーセは、ヘシュボンの王シホンに使者を遣わし、あなたの土地を通らせてくださいとお願いしますが、王はイスラエルを迎え撃ちに出て来たため、主の命じられた通り、すべての町を攻め取りました。この勝利によって、イスラエルは主がともにおられることを肌で感じ、勇気づけられたことでしょう。

 40年前イスラエルがエジプトを脱出するとき、神はエジプト王ファラオの心を頑なにされました。それは、モーセがエジプトの地でしるしと不思議を数多く行うことによって、イスラエルの信じる神こそが主であることを、人々が知るためでした。同様に、ヘシュボンの王シホンがイスラエルを阻んだのは、イスラエルがその地を占領するために、神があえて王の心を頑なにし、強気にしたからでした。では、神は、私たち人間の心をコントロールしようとしているのでしょうか。そんなことは、決してありません。

 聖書が「あなたがたの心を頑なにしてはならない。荒野での試みの日に神に逆らったときのように。(ヘブル3:8)」と警告するのは、我を通す心が私たちの中にはあるからです。これが問題の“根”です。ですから、「わたしに聞き従う者は、安全に住み、わざわいを恐れることなく、安らかである。(箴言1:33)」と約束されているように、どんな状況の中にあっても、神のみことばに素直に聞き従う心(信仰)が大切なのです。