今日のメッセージ 『訓練は神の愛の証し』 2026年5月24日

 牧師 高橋勝義

〔申命記4章32~49節〕

 モーセは、イスラエルの民に問いかけます。神が地上に人間をお造りになって以来、火の中から語られる神の声を聞き、なお生き長らえている民がいただろうか、また奴隷となっていたエジプトから救い出し、ご自分のものにされた神がかつてあっただろうか。それは、すべて、主だけが神であり、ほかに神はいないことを、あなたがたが知るためである。このことを心にとどめ、主の掟と命令を守りなさい。あなたも、あなたの後の子孫も、あなたの神、主が永久に与えようとしておられるその土地で、あなたの日々が長く続くようにするためです。このあとモーセは、ヨルダン川の東にある三つの町を選んでおくように命じました。それは、あやまって隣人を殺してしまった者が、そこに逃れ生き延びる町です。

 主はイスラエルを訓練するため、天から御声を聞かせ、地の上では大いなるご自分の火を見せ、その火の中から、御声を聞かせました。これは、神を畏れ、神に従うための訓練だったのです。私たちは訓練と聞くと、つい身構えてしまいます。それは決して喜ばしいことではなく苦しいものだからです。時には痛みを伴いますが、この訓練によって、私たちの中にある不純物(不信仰の根)が、あらわにされ、練りきよめられていくのです(へブル12:11)。この訓練を逃げ回っていては、父なる神の愛を拒むことになるだけでなく(へブル12:7)、神への信仰がぼやけたままになってしまいます。訓練は、あなたを苦しめるためのものではなく、あなたを愛している神の愛の証しなのです。

 「試練で試されたあなたがたの信仰は、火で精錬されてもなお朽ちていく金よりも高価であり、イエス・キリストが現れるとき、称賛と栄光と誉れをもたらします(Ⅰペテロ1:7)」