牧師コラム 『目を覚まして祈りなさい』 2019年5月12日

牧師 高橋勝義

イエス様は、これから起こることと、ご自分が再びこの世に来られること(再臨)を語られてから、いちじくの木のたとえを話されたのです。

「いちじくの木や、すべての木を見て、木の芽が出るのを見ると、すでに夏が近いことが分かるように、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近いことを知りなさい。~ すべてのことが起こるまで、この時代が過ぎ去ることは決してありません。天地は消え去ります。しかし、わたし(イエス・キリスト)のことばは決して消え去ることがありません。(ルカ21:29~33)」

イエス様が、再びこの世に来られるまでの間、戦争、迫害などが起こります。
また、人々の心は、日々の生活の思い煩いに悩まされながら歩んでいます。
そのため、人々は、神の国が近づいていることに気づきません。
いちじくの木のたとえから、イエス様は、突然やって来る再臨に備えるように「目を覚まして祈りなさい」と命じられたのです。

「あなたのみことばは私の足のともしび私の道の光です(詩篇119:105)」とあるように、神のことば(聖書)は私たちの進むべき道を示します。

心を定めて、イエス様を信じ、油断することなく(目を覚まして)、いつも祈りながらみことばに聞き従う歩みが、私たちを日々の思い煩いから解き放ちます。
また、世界中で起こる様々な出来事に一喜一憂せず、翻弄されず、惑わされず、これらの出来事から神の国が近づいていることを悟ることが出来るのです。
イエス様が再び来られることを心から喜んで、お迎えする備えをしましょう。