・日時:2020年1月16日
・参加者:13名
・奉仕者:仙台教会4名、石巻教会1名
・製作:「畳縁で作るカジュアルコサ-ジュ」
・チャペルタイム
「イスラム圏の人々のために命をかけた中村哲さん」
賛美:「いつくしみふかき」
聖書:「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。」
今月の製作は畳縁で作るシックな色合いの素敵なコサ-ジュです。
仙台教会のパッチワ-ク教室メンバ-がモデルよろしく胸元に付けて「今日はこれです!」と笑顔で披露してくださり、皆さんのやる気も俄然アップしました。
材料は畳の縁ですからしっかりした固い布地です。縫いやすいように、いつものパッチワーク用の短い針ではなく、長いしっかりした針が配られ、説明を聞き、そして製作開始です。昨年9月からお姉さんのお世話でお休みされていた方、また同じく10月にお母さまを見送られ、お休みされていた方も再び来られ、介護の日々のご苦労話を伺いながら手を動かしました。話が盛り上がるテ-ブル、静かに傾聴しながら手を動かすテ-ブル…そこに流れる空気には、震災後からこれまでの長い時間で生まれた信頼関係が感じられます。
この日のチャペルタイムは昨年の12月にアフガニスタンでイスラム教徒の武装勢力に銃撃されて召された医師の中村哲さんでした。クリスチャンであった中村さんは、清潔な水不足からくる感染症に医師の限界を感じ、自ら白衣を脱ぎ、素人であったにもかかわらず、土木工事に従事、用水路を作ったのです。さらに1600基ほどの井戸を掘り、なんと65万人分の食料を確保したのだそうです。
チャペルタイムで配られたプリントには彼の足跡とともに、自らショベルカ-を操作する中村さんの写真、緑豊かな畑に立つ現地の方の笑顔、ガンベリ砂漠を潤す豊な流れの用水路(その両岸には木々が生い茂っていて詩篇1:3が浮かびました)、私はこれらのカラ-写真に心打たれ、感動を覚えました。
神さまは、中村さんの歩みを通して、「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。」と、語ってくださいました。