牧師 高橋勝義 |
〔申命記1章19~25節〕
モーセは約束の地を前にして、荒野での生活を余儀なくされた分岐点を振り返ります。38年前、イスラエルは、主の命によりホレブを旅立ち、カデシュ・バルネアまですすんで来ましたが、約束の地がどんな地なのかを探るために、各部族の長12人が偵察に出かけます。40日後に帰ってきた偵察隊は、神が「わたしが乳と蜜の流れる地をあなたがたに与えて所有させる。(レビ20:24)」と語っておられた通り、「私たちの神、主が私たちに与えようとしておられる地は良い地です」と民に報告し、持ち帰ったその地の果物を民に見せました。
しかしこの後、カレブとヨシュア以外の偵察隊の報告に民は不信仰を募らせ、荒野を38年さまようことになったのです。それゆえ、モーセは、38年前と同じ過ちを繰り返させないためにも、神が語られた約束が真実であったことを、新しい世代に伝え、神がこの約束の地を自分たちに与えてくださるのだから、恐れずに戦うようにと励ましているのです。
ここで重要なことは、「見よ、あなたの神、主はこの地をあなたの手に渡してくださった。上れ。占領せよ。(申命記1:21)」との神のみことばの約束を信じて従うことでした。私たちの人生にはさまざまな困難や試練が待ち受けています。「しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。(ヨハネ16:33)」と語っておられるイエス様は、十字架の死とよみがえりをもって、私たちを罪の縄目から解放し、勝利を宣言されたのです。ですから、「勇気を出して歩みさない」と私たちを励ましておられるのです。
あなたは一人ではないのですから、みことばの約束に堅く立ち、歩んで行きましょう。「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。(マタイ28:20)」
牧師 高橋勝義