今日のメッセージ 『あなたとともにおられる神』 2025年9月28日

 牧師 高橋勝義

〔民数記23章13~24節

 モアブの王バラクは、イスラエルを祝福したバラムをさらにピスガの頂連れて行き、「私のために彼らに呪いをかけてください。」と頼み、ここでも七つの祭壇を築きどの祭壇にも雄牛一頭と雄羊一匹を献げます。主にお会いしたバラムはバラク王に「見よ、私は、祝福せよとの命を受けた。神が祝福されたのだ。私はそれをくつがえすことはできない。彼らの神、主は彼ら(イスラエル)とともにおられ、王をたたえる声が彼らの中にある。(民数記23:20,21)と語り、イスラエルの神は彼らとともにおられることを告げたのです。

 かつてペリシテ人の王アビメレクは、井戸をめぐってイサクと争い、彼をその場所から追い出しますが、その後、わざわざイサクのところまで出向き、盟約を結びます(創世記26:28)。それは、神がイサクとともにおられ、彼を祝福していることが分かったからです。

 今から約2000年前、神のひとり子イエス・キリストは、インマヌエル、すなわち、「神が私たちとともにおられる(マタイ1:23)」ことを私たちに示すためにこの世に来られました。そのイエス様は、「これらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を得るためです。世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。(ヨハネ16:33)」と語られました。これはイエス様が、いつでも、どこででも、あなたとともにおられ、守ってくださることを約束しているのです。

 私たちの生きるこの世は困難や理不尽なことばかりですが、私たちの信じる神様はインマヌエルの神であり、私たちともに歩いてくださる神です。ですから、さまざまな悩みや苦しみをイエス様に訴え、助けをいただき、今日も主とともに歩んでいきましょう。