今日のメッセージ 『神が与える祝福』 2025年2月9日

 牧師 高橋勝義

〔民数記6章22~27節〕

 年の始めに日本では多くの人々が神社や寺に行き、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを願います。創造主なる生けるまことの神は、モーセに、祭司アロンとその子らにイスラエルの民を祝福させなさい、と告げられました。その祝福のことばは、『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。』でした。このように祭司アロンとその子らが祈るなら、神は神の民を祝福すると約束されたのです。

 家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などは世界中の人々が願う祈りですが、初詣の祈りと聖書に記されている真の神の祝福には、大きな相違があります。それは、人間が作った神々に求める祈りと、生けるまことの神が私たちに祝福を与えてくださるという違いです。

 人が祝福を願って初詣に出かけて行く神社やお寺に祀られている神は、人間の手で作られた神々です。神は、「それは、林から切り出された木、木工が、なたで作った物にすぎない。それは銀と金で飾られ~かかしのようで、ものも言えず、歩けないので、運んでやらなければならない。そんなものを恐れるな。害になることも益になることもしないからだ。」(エレミヤ10:3~5)と私たちに語ります。

 私たちを祝福してくださる生けるまことの神は、私たちを造られたお方であり、私たちとともに歩まれ、積極的に、私たちと関りを持ってくださるお方なのです。それゆえに、神は「主を求めよ、お会いできる間に。呼び求めよ、近くにおられるうちに。(イザヤ55:6)」と私たちに語りかけています。神は、私たちを祝福しようとしてくださっているのです。