今日のメッセージ 『子を思う神の懲らしめ』 2024年10月6日

 牧師 高橋勝義

〔レビ記26章14~33節〕

 神は、主の掟と命令に従い歩むなら、ご自身との契約を守り、約束の地でイスラエルを安らかに住まわせ、平和を与える。しかし、わたしの掟を拒み、わたしのすべての命令を行わず、わたしの契約を破るなら、様々な疫病が起こり、種を蒔いても収穫できない。さらに、これらのことが起こっても、なおもわたしに聞かないなら、あなたがたの罪に対して、七倍激しくあなたがたを打ちたたく。それでも、わたしのこの懲らしめをあなたがたが受け入れず、わたしに逆らって歩むなら、あなたがたの罪に対してさらに七倍重くあなたがたを打つ。あなたがたの地は荒れ果て、町々は廃墟となる、と厳しい警告をされたのです。

 神は、ご自身に従わない者を「懲らしめる」と語っているのです。この懲らしめについて、聖書は「わが子よ、主の懲らしめを拒むな。その叱責を嫌うな。父がいとしい子を叱るように、主は愛する者を叱る。(箴言3:11,12)」と語っています。なぜなら、懲らしめには、子を思う親の愛(神の愛)が、満ち溢れているのです。事実、「主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない(哀歌3:33)」からです。けれども、すべての訓練は、そのときは喜ばしいものではなく、かえって苦しく思われるものですが、後になると、それは自分の益となり、すべての面で良かったことがわかるようになるのです。(ヘブル12:11)

 それゆえ、詩篇の作者は「苦しみにあったことは私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました。(詩篇119:71)」と告白しています。私たちの信じている神は「あなたが行くところどこででも、あなたの神、主があなたとともにおられる(ヨシュア1:9)」と約束してくださっています。ですから、勇気を出して歩んで行きましょう。