今日のメッセージ 『わが足のともしび、わが道の光』 2024年6月30日

 牧師 高橋勝義

〔レビ記18章1~30節〕

 神は、創造のはじめから私たちを男と女に創造され(創世記1:27)、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるようにされました(創世記2:24)。しかし、人が神の命令に従わなかった罪のために、この夫婦の関係にはひびがはいってしまい、神は、夫婦が本来のあるべき姿になるように、イスラエルの中に深く入り込んでいるエジプトの風習やカナンの風習をまねてはならないと命じたのです。罪の力は、大きいからです。具体的には近親相姦や不純な性行為、動物との性行為、また火の中に自分の子どもを通す、など異教的習慣をまねてはならないということでした。それは、彼らが主の掟と定めを守り行うことによって、彼ら自身の歩みが守られ、神の名を汚さないためでした。

 この世の道徳観や常識は時代とともに変化します。私たちは、その影響を受け、いつのまにか、その風潮に流されてしまいます。私たちの信仰生活にも、同じようなことが起こってはいないでしょうか。聖書は「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。(ローマ12:2)」と語っています。神のみこころは、神のことばである聖書に表されており、神のことばに心開く者の内に、神は「みことばの戸が開くと光が差し浅はかな者に悟りを与える」(詩篇119:130)と約束しているのです。あなたはこの世の道徳観や常識、自分の知恵や知識で歩んではいませんか、それとも、日々神のことばに従って歩んでいますか。

 「あなたのみことばは私の足のともしび私の道の光です」(詩篇119:105)