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〔出エジプト39章33~43節〕
イスラエルの民は、幕屋に関するすべてのものを造り終え、それらをモーセのところに運んで行きました。モーセは、神から与えられた知恵と英知を用いて、神が命じられたとおり忠実に仕事を終えたイスラエルの民を祝福しました。
聖書は「あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です(Ⅰコリント12:27)」と語っていますが、神はご自身の栄光を現すために、教会、すなわちキリストのからだである私たち一人ひとりに、それぞれ賜物を分け与えているのです(Ⅰコリント12:11)。それはイスラエルの民が、神から与えられた知恵と英知を用い、忠実に幕屋建設の奉仕を行ったように、私たちも神から与えられた賜物を用いて、キリストのからだなる教会を建て上げるためです。キリストのからだである私たちが互いに愛し合い、それを通して世の人々に神の愛を伝えるためなのです。
ここで重要なことは、神が与える賜物には優劣はなく、自分に与えられた賜物を忠実に用いることです。そうすれば、主は、あなたに『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』(マタイ25:21,23)と語ってくださいます。それゆえ、神が私たちに求めていることは、「それぞれが賜物を受けているのですから、神の様々な恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合う」(Ⅰペテロ4:10)ことなのです。
その鍵は御霊によって歩むことです。私たちは、御霊の実として、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制(ガラテヤ5:22,23)が与えられ、互いに仕え合う者に変えられていくのです。