今日のメッセージ 『尽きることのない神の愛』 2023年9月10日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト34章1~17節〕

 「金の子牛」の出来事に憤り、神のさとしの板を砕いたモーセに対して、神は「前のものと同じような二枚の石の板を切り取れ。わたしはその石の板の上に、あなたが砕いたこの前の石の板にあった、あのことばを書き記す。」と言われ、彼は再び二枚の石の板を持ってシナイ山に一人で登って行きました。主は、雲の中から降りて来られ「【主】、主は、あわれみ深く、情け深い神。怒るのに遅く、恵みとまことに富み、恵みを千代まで保ち、咎と背きと罪を赦す。しかし、罰すべき者を必ず罰して、父の咎を子に、さらに子の子に、三代、四代に報いる者である。」と宣言されたのです。モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏し、どうか私たちの咎と罪を赦し、私たちをご自分の所有としてくださいと願います。すると神は、「今ここで、わたしは契約を結ぼう」と言ってくださいました。契約を破ったにもかかわらず、神は再び「イスラエルの民と契約を結ぼう」と言ってくださったのです。

 ペテロがイエス様に「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何回赦すべきでしょうか。七回まででしょうか。」と尋ねたとき、主は「わたしは七回までとは言いません。七回を七十倍するまでです。(マタイ18:21,22)」と言われました。それは、どこまでも赦し続けることを教えられたのです。「私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。(哀歌3:21,22)」とあるように、まさに、私たちの信じるお方は、あわれみ深く、情け深い神であり、私たちは、この神の御手に守られながら日々歩んでいるのです。

 この神の愛に応えるには、「信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい(へブル12:2)」とのみことばに堅く立って歩むことです。