今日のメッセージ 『いのちのみことばをしっかり握る』 2023年9月17日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト34章18~26節〕

 神との契約を破り金の子牛を作ったイスラエルでしたが、再び神は、「今ここで、わたしは契約を結ぼう。~ あなたは、ほかの神を拝んではならない。~ 自分のために鋳物の神々を造ってはならない。」とモーセを通して約束してくださいました。そしてエジプトから脱出するときに命じた「種なしパンの祭り」を守るように命じられたのです。

 神が力強い御手をもってエジプトの地から救い出してくださったことを記念する「種なしパンの祭り」は、異教の神々を退け、まことの神を覚え、信仰を守るための重要な祭りです。さらに初子はすべて神のものゆえ、長子はみな贖われなければならないと定められました。また、「刈り入れのために七週の祭り、年の変わり目の収穫祭。年に三度、男子はみな、イスラエルの神、主の前に出る。主へのいけにえの血を、種入りのパンに添えて献げてはならない。あなたの土地から取れる初穂の最上のものを、あなたの神、主に献げる。あなたは子やぎをその母の乳で煮てはならない。」と神の民として歩むことを命じられました。

 「失敗は成功のもと」といいますが、イスラエルは「金の子牛」の失敗から神の戒めを守ることの大切さを知らされたのです。詩篇の作者は「苦しみにあったことは私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました。(詩篇119:71)」と告白しています。

 私たちの信じる神は、「すべてのことがともに働いて益としてくださる(ローマ8:28)」と約束してくださる愛のお方です。ですから、いのちのみことばをしっかり握って歩みましょう。

 「自分の努力したことが無駄ではなく、労苦したことも無駄でなかったことを、キリストの日に誇ることができる(ピリピ2:16)」と約束されているからです。