今日のメッセージ 『新しい心』 2023年7月23日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト31章12~18節〕

 神は幕屋建設を前に、ユダ部族のベツァルエルとダン部族のオホリアブを名指しで召し出し、彼らに神の霊を与えられました。そして次に、信仰生活の土台である安息日について、次のように命じます。イスラエルは七日目を主の聖なる安息の日、永遠の契約として、代々にわたり守る。守らない者は、自分の民の間から断ち切られる。これは永遠に、わたしとイスラエルの子らとの間のしるしである。それは、主が六日間で天と地を造り、七日目に休息したからである。こうして神は、シナイ山でモーセと語り終えたとき、さとしの板を二枚、すなわち、神の指で書き記された石の板をモーセに授けたのです。

 神はさとしの板に記された神の教えに聞き従うならば祝福し、聞き聞き従わなければ呪いとなると語られましたが(申命記11:26~28)、イスラエルの民は、かたくなで逆らう心ゆえに神の教えに聞き従うことができませんでした。しかし、この頑なな心、反抗心は私たちの中にもあるのではないでしょうか。それゆえに神は、「あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を与える。(エゼキエル36:26)」と約束されました。この自分を義とする反抗心(自己中心)のために、十字架で私たちの身代わりとなって死んでくださったイエス・キリストを救い主と信じるすべての人に新しい霊、すなわち、聖霊を与えてくださったのです。その聖霊が、私たちの心に神のみことばを書き記し(Ⅱコリント3:3)、また、私たちを助け、励まし、天の御国へ導いてくださるのです。神は「今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない(ヘブル3:15)」と愛の警告を発しています。

 頑なな心ではなく、柔らかで従順な心にして頂きましょう。