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〔出エジプト31章1~11節〕
これまで神はモーセに、幕屋作り、そして幕屋に必要な各種の幕・契約の箱・燭台・机・香の祭壇・ささげ物の祭壇・洗盤、さらに祭司が身に着ける装束についても詳しく指示されました。続いて神は、フルの子ウリの子ベツァルエルを名指しで召し、彼に神の霊を満たして、神の天幕とその中にある物いっさいを作るのに必要な、知恵と才能と技術をあたえました。彼は金、銀、青銅の細工を美しくデザインし、はめ込みの宝石の細工にも、木の彫刻にも熟練した腕を持っていました。そして助手として、ダン部族のアヒサマクの子オホリアブを任命し、さらにまた、優秀な技術者たちにも特別な力を与え、神の指示どおりの物を作れるようにされたのです。
聖書は、「私たちはキリストのからだであり、一人ひとりはその部分である(Ⅰコリント12:27)」と教えます。キリストのからだとは「教会」のことであり、この場合は建物ではなく、主を信じる私たち一人ひとりがキリストのからだの一部分だというのです。
神は、キリストのからだなる教会を建て上げるために、私たち一人ひとりに御霊の賜物を与えてくださっています。賜物は生まれながらの才能とは違い、神が一方的にくださったもので、神様のために、また互いが愛し合い、配慮し合うために(Ⅰコリント12:25)与えられているのです。神がベツァルエルとオホリアブたちを召し、神の霊を満たし、幕屋建設を導かれたように、主を信じるあなたにも、神は御霊の賜物を与えておられます。
互いに愛し合い、祈り合う教会「一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶ(Ⅰコリント12:26)」教会をめざして歩みましょう。