今日のメッセージ 『まことの神に感謝せよ』 2023年3月5日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト23章9~19節〕

 神は「六年間は、あなたは地に種を蒔き、収穫をする。しかし、七年目には、その土地をそのまま休ませておかなければならない。~ (出23:11,12)」と定められました。それは貧しい人々が休耕田に残っている作物を食べ、その残りを野の生き物が食べるためでした。
かつてエジプトで奴隷、寄留の民であり、その苦しみを誰よりも知っているイスラエルの民は、弱者を虐げる者ではなく、神の愛を伝える選びの民であったからです。
さらに神は、「年に三度、わたしのために祭りを行わなければならない(出23:14)」と定められました。その最も大切な祭りはエジプトから救い出されたことを記念する「種なしパンの祭り」、そして「刈り入れの祭り」と「収穫祭」です。これらはすべて神への感謝を覚え、子々孫々にまで伝えるためでした。また、「ほかの神々の名を口にしてはならない。これがあなたの口から聞こえてはならない。(出23:13)」とも定められました。

 イエス様は「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。それでも、あなたがたの天の父は養っていてくださいます。(マタイ6:26)」と語られました。事実、私たちを本当に養っておられるお方は、創造主なる神であり、「父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる(マタイ5:45)」お方だからです。私たちは、この創造主なる神の愛と恵みの中に生かされていることを、日々心から感謝して歩んでいるでしょうか。

 「わがたましいよ主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(詩篇103:2)」 さあ、この朝も声高らかに主への感謝をもって賛美し、礼拝しましょう。