牧師コラム 『賜物を生かそう』 2022年10月16日

 牧師 高橋勝義

〔出エジプト18:13~27〕
モーセのもとにやって来たしゅうとのイテロは、モーセが民のためにしていることを見て、このままではモーセも民も疲れ果ててしまうと気づきました。そして「民を大中小のグループに分け、その長として、神を恐れ、力のある、誠実な人たちを選び、大きな問題以外は彼らにさばかせ、あなたの重荷を軽くしなさい。こうして彼らはあなたとともに重荷を負うのです。」と、神の導きの中で助言したのです。
モーセはイテロのこの助言を素直に受け入れ、謙虚に民に協力を求めました。

 聖書は「(主を信じる)あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です(Ⅰコリント12:27)」と語っています。さらに、教会とはキリストのからだである私たちのことを指しています(エペソ1:23)。このキリストのからだである教会(私たち)を建て上げる(主の栄光を現すものとする)ために、「御霊は、みこころのままに、一人ひとりそれぞれに賜物を分け与えてくださる(Ⅰコリント12:11)」のです。
ですから、主を信じる私たち一人ひとりには、必ず賜物が与えられています。
聖霊があなたに賜物を与えられたのは、あなたの賜物を用いて、主を信じる私たち(教会)が神の栄光を現すためなのです。

 ところで、あなたは、自分に与えられている賜物を自覚しているでしょうか。
あるいは、自分に与えられている賜物が何であるかを神に祈り求めていますか。

 「それぞれが賜物を受けているのですから、神の様々な恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい(Ⅰペテロ4:10)」