牧師コラム 『私たちを真に生かす力』 2022年6月5日

 牧師 高橋勝義

〔使徒1:1~11,2:2~4〕
復活されたイエス様は天に帰られる前に、弟子たちに「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。~ あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」と語られました。しかし弟子たちの関心事はイスラエルの国再興でした。そのことは父がご自分の権威をもって定めておられる、と答えられたイエス様は、「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」と語り、使徒たちが見ている中で天に上げられ、雲に包まれて見えなくなりました。

イエス様の昇天から一週間後、皆が同じ場所に集まっていると、突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、炎のような分かれた舌が一人ひとりの上にとどまり、弟子たちは聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めたのです。

旧約の時代、聖霊は特別な人に与えられました。しかし、新約の時代のこの時から、神はイエス様を罪からの救い主と信じるすべての人に助け主である聖霊を与え、神のことばに聞き従う者にしてくださったのです。生まれながらの力では、神のことばに聞き従うことができないからです。自分の力に頼る生き方から、聖霊にお任せする新しい生き方にかわることで、私たちは罪に打ち勝つ力をいただき、神の子どもとしての歩みを始めるのです。

それは、聖霊には私たちを真に生かす力があるからです。

聖書は今日も「御霊によって歩みなさい。そうすれば、肉の欲望を満たすことは決してありません。(ガラテヤ5:16)」と私たちを励ましてくださいます。