牧師コラム 『ルカの福音書の始まり』 2016年10月30日

IMG_8506 高橋 勝義 伝道師

私たちは、歴史の目撃者たちが書き残した書物によって、
過去に何があったのかを知ることが出来ます。
しかし、勝者によって残された書物は、自分に不利なことを書かせないので、
正確ではありません。
だから、歴史は、あらゆる角度から検証する必要があります。

さて、ルカが、テオピロという人に送ろうとしている書物は、
すでに多くの人々に確信されている出来事」であり、
ルカ自身も綿密に調べているので、正確な事実であることを
分かって欲しいと語りました。
その書物が、「ルカの福音書」です。
ルカが、綿密に調べた事とは一体何か?
それは、ユダヤの国で起こった出来事です。
イエス・キリストというお方が、ゴルゴダの丘で十字架にかけられ、
死に、さらに三日目によみがえった出来事です。
なぜ、これが、それほどに重要なのか?
それは、

キリストが、神様に背を向け、逆らい続けてきた人間の罪を
身代わりに負って死なれたからです。この十字架は、神様の愛です。
この事実を受け取り、イエス様を信じる時、人はさばきに会わず、
永遠のいのちが与えられるという良き知らせです。

ルカが書き残した福音書(良き知らせ)から、イエス・キリストと共に
生きる新しい生き方を教えられていきましょう。