牧師コラム 『先頭に立つイエス』 2016年1月17日

IMG_8506  栗原 延元牧師

イエス様はご自分に起ころうとしていることを、前もって三度も12弟子たちに話しました。
その内容は弟子たちには理解されませんでした。
理解するどころか、弟子のペテロなどは「そんな事が起こることはありません」と
イエス様をいさめた程です。そのペテロを激しくイエス様はお叱りになりました。
「下がれサタン!」と。

イエス様に起ころうとしていることは、三度目に詳しく具体的に表明されています。
どこでそれは起こるのかというと「エルサレム」の都です。
誰が起こすのかというと、祭司長、律法学者たちです。
彼らは何をイエス様にするのかというと「死刑」に定めることです。
その死刑は誰によって執行されるのかというと「異邦人」だというのです。
彼らはイエス様を「あざけり」、「つばきをかけ」、「むち打ち」、ついに殺すのだというのです。
虫けらのようにイエス様を死に至らせます。

ご自分の受難を詳しくイエス様は話します。
この話の結末は「しかし」によって苦難が栄光へと逆転します。
<しかし、人の子は三日の後によみがえります>(マルコ10:34)と。
この「しかし」を理解するためには、弟子たちは、
自分の罪と直面しなければなりませんでした。