栗原 延元牧師 |
クリスマスはサンタクロースの誕生を祝う日と思う人がいるようですが、
クリスマスはイエス・キリスト(神の御子)の誕生を祝う日です。
キリストの誕生にまつわる出来事はルカ福音書が詳しく伝えています。
イエスの生まれた町はユダヤのベツレヘムで、今もその町は存在しています。
生まれた年はローマ皇帝アウグストの住民登録の勅令が出た時でクレニオが
シリヤ総督であった時の最初の住民登録でした。
この様な史実をルカは伝えています。
イエスの生まれたその夜ベツレヘム郊外の夜空に突如出現した御使いと
天の軍勢のメッセージと賛美の合唱の歌詞が伝えられています。
御使いのメッセージは
<きょうダビデの町(ベツレヘムはダビデの出身地)で、
あなたがたのために救い主がお生まれになりました。
この方こそ主キリストです。あなたがたは布にくるまって飼葉おけに
寝ておられるみどりごを見つけます。
これがあなたがたのためのしるしです>(ルカ2:11~12)
黄金のゆりかご、錦の産衣ではなく、馬小屋の飼い葉桶に
神の御子イエスは布にくるんで寝かせられたのです。
その誕生を神は喜ばれたのです。
謙遜な心に神は宿るのです。