栗原 延元牧師 |
ガリラヤ湖は、南北20km、東西12kmの淡水湖です。
北方のヘルモン山は氷雪をいただき、湖面は地中海面よりも200mも低く、
亜熱帯気候で、激しい突風が吹き降ります。
今日の聖書のテキストにも、イエスの弟子達が向い風のために
舟を漕ぎあぐねていたことが書かれています(マルコ6:48)。
このとき陸地にいたイエスが湖の上を歩いて弟子達の乗った舟に
近づいて行きます。
このイエスを見て弟子達は、怯え「幽霊だ」と叫びます。
取り乱した弟子達を落ち着かせようとイエスは声をかけます。
「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と。
そして舟に乗り込まれると、風がやんだのです。
パンのことから弟子達はイエスが神であることを悟ることができませんでした。
ですから湖の上を歩くイエスを見て、ただ怯えてしまう弟子達でした。
私達の人生には、穏やかな日もあれば、嵐の日もあります。
しかしイエスは、私達一人一人の人生の舟に乗って下さる方なのです。
天地を造られた方が、私達を心に留め顧みていて下さるのです。
このイエス様を私達の人生の舟にお乗せしたいものです。