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〔民数記8章1~4〕
神は幕屋建設の中で、モーセに純金の燭台を作るように告げ(出エジプト25:31)、民に燭台のともしび皿に質の良い純粋なオリーブ油を持って来させるように命じ、祭司アロンとその子らは、会見の天幕の至聖所の外側で、夕方から朝まで主の前にそのともしびを整える。これがイスラエルの子らが代々守るべき永遠の掟である、とされたのです(出エジプト27:20,21)。
祭司アロンが燭台にある七つのともしび皿に火をともすと、真っ暗な聖所の中は、それによって光り輝きました。その聖所の輝きは、「すべての人を照らすそのまことの光が、世に来ようとしていた(ヨハネ1:9)」とあるように、神の時が満ちて、神のひとり子イエス・キリストが、この世に来てくださったことをさし示しています。イエス・キリストは、罪に支配され暗闇の中を歩んでいる私たちのすべての罪を身代わりに負ってくださり、十字架の上で死なれ、さらに三日後によみがえり、私たちを暗闇から光の歩みへと導いてくださるのです。
この事実を受け取り、キリストを罪からの救い主と信じるとき、私たちは神の子ども(ヨハネ1:12)とされ、さらに、光の子どもとしての歩みへと導かれるのです。(エペソ5:8)イエス様が「あなたがたは世の光です(マタイ5:14)」と語られているとおりです。
ですが、私たちはすぐ誘惑に負けてしまう者でもあります。どうすれば、光の子どもとしての歩みができるのでしょうか。私たちの弱さをすべてご存知の主が「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。(ヨハネ8:12)」と語っておられるように、信仰の創始者であり、完成者であるイエス様から、目を離さず(ヘブル12:2)、日々、神との交わりを続けることがその鍵なのです。