2013年1月24日 「仮設石巻渡波祝田団地、大森団地、近隣地区支援活動」(第57回)

〇支援場所 仮設石巻渡波祝田団地(11)、渡波大森団地(11)、近隣地区(18)
〇奉仕者  10名
〇支援内容 仮設に戸別訪問し個配キットをお渡しする。談話室で集会。絵手紙教室、賛美と証、じゃんけんゲーム、お汁粉提供、物資提供。個配キットの内容は、カップ麺2個、台所洗剤、教会案内、トラクト、メッセージ集

10時過ぎに到着するとすでに4名の方が談話室にお集まりでした。部屋は暖かくしてあり受け入れて下さっていることに感激しました。

談話室には地域の方も含めて15名の方が来られ、狭い談話室に奉仕者と合わせて25名が入りました。絵手紙教室、全員の自己紹介、福音演歌と証、じゃんけんゲーム、景品のお渡しと和やかな時を過ごしました。物資配布を最後に行いましたので、ゆっくり選んで頂いて混乱なくできました。

帰りの片付けの最中、来られた方に残った物資を見て頂き差し上げることが出来ました。集会に参加されない方にも機会があればお声がけして行きたいと思います。

近隣地区をU姉と戸別訪問しました。兄弟で経営されている造船所の方とお会いしました。以前は弟さん、今回はお兄さんとお話できました。工場も自宅も被災し、それぞれ借り上げ住宅から通ってこられています。仕事優先なので自宅の修理はしておらず、緊急の場合は工場の3階に泊まることがあるそうです。今まで何回か訪問し、個配キットを配布していましたので「いつも気にかけてくれてありがとう」と言われました。船を支えるレールは海の中でちぎれた為、扱える船体も小さい重量のものにならざるを得なくなったと言う事です。護岸工事が始まり、仕事との兼ね合いを思案されていました。4つあった造船所は2つになったそうです。

帰りに集会に参加されたAさんにお茶に誘われました。全員でお邪魔してお話を伺いました。この方は自宅で被災し、地震後は裏山の急な斜面を登って避難したそうです。以前は長男一家と立派な一軒家にお住まいでした。今は仮設も借りているが、自宅もきれいにして一人で暮らされているそうです。お孫さんが怖がるので長男一家は別居しているとのこと。長男さんは遠洋漁業に出られているそうです。

(高橋裕子・記)

祝田団地の風景です
仮設祝田団地の案内板に出させて頂いた案内チラシ
祝田仮設案内図
祝田団地も高台にあり、海を望むことができます
絵手紙教室の風景です
それぞれ思い思いに描いて下さいました
なかなかに味があります
正直なことばに感動
お汁粉も頂きました
仙台教会のS兄による証し
冬物衣類もお持ち頂きました
仮設大森団地風景
仮設大森団地より海の方角を望む