今日のメッセージ 『神の子どもとしての立場と働き』 2025年1月5日

 牧師 高橋勝義

〔民数記3章1~51節〕

 約束の地を前にして、神は戦に備えたイスラエル男子の人口調査を行い、神の幕屋を中心にした各部族の宿営を命じられましたが、レビ人は除外されました。レビ人には神の幕屋の奉仕という役目があったからです。そして、神がそのレビ人の人口調査を行うように命じられたのは、幕屋に仕えるレビ人の立場と働き、および任務を明確にさせるためでした。

 聖書は、人間は神に従わない不従順の子らであり、生まれながら御怒りを受けるべき子らである(エペソ2:2)と語っています。しかし「この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった(ヨハネ1:12)」とあるように、イエス様を罪からの救い主と信じる者は、神の子どもとされるのです(ガラテヤ3:26)。また「あなたがたは以前は闇でしたが、今は、主にあって光となりました。光の子どもとして歩みなさい。(エペソ5:8)」とも語られています。では、どうすれば、神の子ども、光の子どもとしての歩みができるのでしょうか。それは、イエス様が「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。(ヨハネ8:12)」と語られたように、日々、イエス様とともに歩むことです。けれども、私たちの生活には、この世の習慣や習わし、価値観などが深く入り込んでいます。ですから、「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。(ローマ12:2)」と語られているのです。

 さあ、いのちのことばをしっかり握り、世の光として輝きましょう。(ピリピ2:16)