牧師 高橋勝義 |
〔ルカによる福音書2章8~16節〕
この時期、テレビでは全世界でクリスマスを祝うニュースが流れます。クリスマスは神の愛する一人子キリストがこの世にお生まれになったお祝いの時ですが、キリストは神であられるのに、神としての偉大な力と栄光を捨てて、しもべの姿をとり、人間と同じ姿になられ、自らを低くして、犯罪人と同じようになって十字架上で死なれました(ピリピ2:6~8)。
人口調査の旅の途中の父ヨセフと母マリヤは、泊まる宿もなく、家畜小屋で「救い主」をお産みになり、そのみどりごを飼い葉おけに寝かせたのです。この喜ばしい知らせが最初に知らされたのは貧しい羊飼いたちでした。羊飼いたちは急いで町まで出かけて行き、布にくるまれ飼葉桶に寝ている幼子キリストを捜し当てたのです。すべて御使いが語った通りでした(ルカ2:16)。
神に従わない歩み(罪)を続けている人間には、死後、その罪のためのさばきを受けることが定まっています(ヘブル9:27)。私たちを造られた神(イエス・キリスト)が、しもべの姿をとり、人間と同じようになられたのは、私たちの死後に受ける罪のさばきを身代わりとなって負うためでした。私たちが一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つようにするためです(ヨハネ3:16)。キリストは、ご自身のいのちを十字架の上で、私たちの罪のための宥めのささげ物として献げられたのです。神からのプレゼントであるイエス・キリストを罪からの救い主と信じる時、私たちは罪赦され、永遠のいのちをいただくことができるのです。
あなたも神からのプレゼントを受け取って新しい人生に踏み出しましょう。
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(Ⅱコリント5:17)