今日のメッセージ 『闇から光へ』 2024年6月2日

 牧師 高橋勝義

〔レビ記15章1~33節〕

 神は人を男と女に創造され、彼らを祝福し「生めよ。増えよ。地に満ちよ。」と仰せられ、「あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と命じられました。しかし、人はこの神の命令に従わず、それによって、人は自分たちが裸であることを知り、恥じて、いちじくの葉をつづり合わせた腰の覆いを作ったのです(創世記3:7)。これは、神から離れた人の心が「闇」を好むようになったことの表れです。

 レビ記15章で、神は罪が引き起こす「性」の問題をタブー視せず、そこに光を当てられました。それは、イスラエルの子らを汚れから離れさせ、彼らが、イスラエルのただ中にある主の幕屋を汚し、自分たちの汚れで死ぬことのないようにするためでした。

 時満ちて、イエス様はすべての人を照らすまことの光として来られましたが、人々は、光よりも闇を愛し、光であるイエス様を受け入れなかったのです(ヨハネ3:19,20)。そのような中で、主は、私たちの心の中に潜む罪を教えるために、「情欲を抱いて女を見る者はだれでも、心の中ですでに姦淫を犯したのです(マタイ5:28)」と語られました。

 では、どうすれば、私たちは光の中を歩むことができるのでしょうか。

 その答えは、イエス様が「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。(ヨハネ8:12)」と語られたみことばにあります。イエス様を罪からの救い主と信じるなら「わたしを信じる者が、だれも闇の中にとどまることのないようにするためです(ヨハネ12:46)」との約束があなたの中に成就されるのです。