牧師コラム 『三つの問いかけ』 2019年1月6日

牧師 高橋勝義

 年の初めである元旦に、目標や計画を立てることは大切です。

 さて、パリサイ人たちに「神の国はいつ来るのか」と尋ねられたイエス様は、「神の国は、目に見える形で来るものではありません。『見よ、ここだ』とか、『あそこだ』とか言えるようなものではありません。見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。(ルカ17:20,21)」と答えられました。このイエス様の答えには、まことの神が、あなたに問いかけておられる大切な三つのことが隠されています。

 第一は、まことの神をどれくらい意識して生活しているか、です。
 喜ぶ時はもちろん、無力さを覚える時には、素直にそれを認め、神に頼る(祈る)ならば、神の平安と助け、そして守りの中で日々を過ごすことができるのです。

 第二は、突然やってくる世の終わりへの備えをしているか、です。
 私たちは、明日は今日と同じようにやって来る、と疑わずに眠りにつきます。しかし、聖書には私たちの罪の身代わりに十字架で死なれ、三日後によみがえり、天に帰られたイエス・キリストが再び地上に来られる(再臨)と、はっきり記されています。
救いの扉は、この再臨の時に閉じられるのです。

 第三は、神の国(天国)に入る確信を持っているか、です。
 イエス・キリストの十字架は、神から離れ、背を向けて歩んでいる私の罪のためであると信じる者には、『永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。(ヨハネ5:24) 』と聖書は約束しています。

 今年の計画の中に、神からの三つの問いかけを加えてみてはいかがでしょうか?