牧師コラム 『使 命』 2017年6月18日

牧師 高橋勝義

 

使命とは、与えられた重大な務め、責任をもって果たさなければならない任務のことです。イエス・キリストは、弟子の中から、祈りをもって十二人の弟子を選び〔使徒〕という名をつけました。その十二使徒たちの〈使命〉とは、全世界に〔福音〕を宣べ伝え、キリストの復活の証人となることでした。

キリストの復活が、私たちを【罪】から救い、死からいのちへと移し、《永遠のいのち》を得させて下さる、この良い知らせが、〔福音〕です。

選ばれた十二人は、この世の知者・権力者・身分の高い者ではなく、漁師であり、人々から嫌われている取税人であり、ごくごく普通の人たちでした。

その彼らが、福音を宣べ伝えるという〈使命〉を果たすことが出来たのは、キリストの復活を目撃したことと、“聖霊”に導かれて歩んだからなのです。

同じように、神は、イエス・キリストを救い主として信じる者に【罪】からの救いと共に〈使命〉をくださいました。

その使命とは、『地の塩(マタイ5:13)』になることです。料理に欠かせない塩のように、私たちが人々によい影響を与える者にならせていただくことです。

さらに『世界の光(マタイ5:14)』になることも使命です。暗闇を照らし、周りを明るくする光のような存在、愛を届ける者になることです。

十二使徒が全世界に宣べ伝え、そして今日、私たちの元に届いた、この〔福音〕を信じる時、あなたは『地の塩』、『世界の光』、愛を運ぶ者にならせて頂けるのです。

そして、〔福音〕は、真にあなたを生かす“源”となるのです