牧師コラム 「らしんばん」 2015年5月31日

IMG_8506  栗原 延元牧師

 

「黒コゲのゴハンを食べるから、人の心は黒く悪くなるのではありません。
白いゴハンを食べているから、心は白く、きれいになるのではありません。」と
子供に話したある母親の言葉を、今日の聖書を読んで思い出します。
何が人を汚し、何が人を汚さないのかが今日の聖書(マルコ7:1~23)で
明らかになっています。

すべて、食べ物は人の外側から口の中に入り、腹に入り、そして厠(トイレ)に
出されてしまいます。
食物は人の心には入りません。イエスはすべての食物をきよいとされたのです。

人の心を汚すものは、人から出るもの、すなわち、心の思いなのです。
心の思いが、ことばとなって人から出てきます。
人の内側から、人の心から出てくるものをイエスは具体的に話します。
<悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな内側から出て、人を汚すのです。>

この人の心の汚れを洗い清めて下さる方がイエス・キリストです。
<御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。>(Ⅰヨハネ1:7)