◎支援場所 石巻仮設祝田団地9世帯と近隣地区合わせて40世帯
◎奉仕者 16名
◎支援内容 仮設の談話室でお茶会、五目ご飯提供、交わり、生活物資配布、賛美、ゲーム、ショートメッセージ
いつものように先発し、三陸道に乗って気が付いたのは“復興”の看板を掲げて走っている車が見られない事でした。気のせいでしょうか。時間帯のせいでしょうか。途中、ほとんど渋滞もなく、約1時間で石巻に到着しました。
拠点センターに寄り仮設談話室を借用するための申請書を提出しました。次に前回5月24日の支援で被災者の方から要望が出ていた物資を一括してT酒店さんにお願いして預かっていただきました。皆さん、ご近所の方なのでこのT酒店さんに取りに来ていただくように前もって連絡していたものです。
10時20分には仮設に到着しました。鍵は開けられており、すぐ使用できるようになっていました。が、水道が止められており、這いつくばって地下の止水栓(これではなかった!)と格闘して開けられず焦っていたら、仮設の方々が出てこられいっしょに水道栓を探して下さいました。部屋の前にある立ち上がりの栓であることが分かり、水も出て安心しました。以前にも同じ事がありましたので、学習していなかったと反省しました。
幸い晴天で生活物資配布は戸外で行うことしました。ここの談話室は9畳と狭いため工夫が必要です。この仮設の戸別訪問は開始の11時半前に終わりましたので、2班に分かれて近隣地区に出発しました。チラシで案内がまわっていたため、お留守(仮設に行って)のお宅が多かったのですが、今までどおり玄関前に個配キットを置かせていただきました。ご主人にお昼を出してから仮設に行くという方がいたり、こちらが自己紹介をすると笑顔で「あぁー、ふくおん教会さんねー。いつも、お世話になって」と挨拶される方もいて嬉しくなりました。祝田仮設はこの地区の方が入居されているので、仮設と在宅の垣根は低いようです。ただ1軒、「うちは(家が大丈夫だったから)支援を受けるのは悪いと思っている」といわれる方がいました。被災地の方はみな被災者ですからと受け取っていただきました。
祝田仮設のすぐ上に仮設が見えたので調べてきました。大森仮設10世帯。半島で被災された方々が入居しているとの事でした。この又近くにサンファン館があり、行ってみました。
駐車場のある建物から見下ろす位置に破壊された展示室と係留されているサンファン号が見えました。海は青く輝いて穏やかな表情でした。
祝田仮設に戻ると、談話室では賛美が始まっていました。狭い談話室に20名ほどの方がおられ、中には頭で左右に調子を取りながら歌われている方もいました。楽しんで寛いでいただき、そこに神様から流れている愛があることをいつか知っていただきたいと祈りました。