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〔レビ記9章1~24節〕
神はエジプトで奴隷の民となっていたイスラエルの人々を救い出し、十戒を授け、神を礼拝する幕屋の建設を命じられました。続いて、アロンとその子らの祭司任職式をモーセに命じましたが、それは七日間を要しました。その八日目に、モーセはアロンに罪のきよめのささげ物として子牛、また全焼のささげ物として雄羊を主の前に献げるように命じ、民にも罪のきよめのささげ物の雄やぎ、また全焼のささげ物の子牛と子羊、穀物のささげ物を用意させました。モーセは「これは、あなたがたが行うようにと主が命じられたことである。そのようにすれば、主の栄光があなたがたに現れる。」と告げ、アロンにまず自分の罪の償いを、次に民の罪の償いを、主が命じられたとおり宥めを行うように命じました。
アロンはそれらをすべて終えて、民に向かって両手を上げ祝福し、祭壇から降りました。次にモーセとアロンが会見の天幕に入り、そこから出て来て、民を祝福すると、主の栄光が民全体に現れたのです。民はみなこれを見て喜び、主の前にひれ伏しました。神は彼らが神の民として歩み始めた最初の日を、ご自身の栄光をもって祝福されたのです。
イエス様も失われたものが見つかる喜び(救い主と信じる者が起こされる喜び)について、「一人の罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人のためよりも、大きな喜びが天にあるのです(ルカ15:7)」と語っておられます。罪を悔い改めるとき、人は滅びから永遠のいのちに移され(ヨハネ3:16)、神の子ども(ヨハネ1:12)、そして神の民(Ⅰペテロ2:10)とされます。この門出を、神は喜び祝福しておられるのです。
「主は、ご自分の民を、平安をもって祝福される(詩篇29:11)」