牧師 高橋勝義 ![]() |
イエス・キリストは、『あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。(ルカの福音書13章5,4節)』と二度も繰り返し語られました。
実はこの御言葉には、警告と希望の二つが語られているのです。
警告とは悔い改めないなら滅びる、そして希望とは悔い改めるならば滅びない、です。では、何を悔い改めるのでしょうか?
聖書には、「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている(ヘブル9:27)」と記されています。
つまり、滅びとは「さばき」のことなのです。
なぜ、死後にさばきを受けなければならないのでしょうか?
その理由は、私たちを造られたまことの神の愛を振り切り、その神から離れ、背を向け、無視し、自分中心に歩んでいる罪によるのです。
神のひとり子イエス・キリストが十字架で死なれたのは、私たちをこのさばきから救うために、私たちの身代わりとなって、罪の刑罰を受けられたからです。
この事実を自分のこととして受け取り、イエス・キリストが〔私の罪のために死なれた〕と信じ、自分中心の歩みから神中心の歩みへと向きを変える、これが、罪を悔い改めることなのです。
そうすれば、さばきから救われ、「滅びない」との希望の約束を自分のものとすることができるのです。
イエス・キリストは、警告することによって、ご自身の所にこそ希望があることを私たちに教えられたのです。