栗原 延元牧師 |
今日は「イエスの友人たち」と題して学びます。
まずイエスの弟子となったのは2組の漁師の兄弟たちでした。
その仲間となったのがレビ・マタイという取税人でした。
この人は後にマタイの福音書を書いた人です。
彼は実入りの良い取税人を捨ててイエスに従ったのです。
彼はいやいやながら従ったのではありません。
<わたしについて来なさい>とのお声が掛けられて喜んで
イエスの弟子になりました。
それで友人、知人たちを家に招いて盛大な宴を開きました。
その中には学者たち、取税人、罪人たちもいました。
マタイの付き合いの広さが伺えます。
イエスの友人の大多数は取税人や罪人たちでした。
旧約聖書の専門家である律法学者たちは、どんな人とも付き合う
イエスの無軌道ぶりにあきれたのでしょう。
弟子たちのところに来てこう言ったのです。
<なぜ、あの人は取税人や罪人たちと一緒に食事をするのですか>と。
イエスはこれを聞いて
<医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。
わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです>
と答えられました。
罪の病いを負う人の医者がイエスなのです。
己の罪人としての姿が見えて来るとき、イエスの招きの声が聞こえて来るのです。