牧師コラム 「らしんばん」 2015年1月4日

IMG_8506  栗原 延元牧師

 

新年明けましておめでとうございます。
年の始めから石巻の地で礼拝をもてる恵みを感謝しています。

聖書の中で
<この月をあなたがたの月の始まりとし、これをあなたがたの年の最初の月とせよ。>
(出エジプト記12章2節)
と録されている箇所があります。

それはイスラエルの民がエジプトの国を出た月の事です。
いわゆる出エジプトです。
四百年もの間、イスラエルの民はエジプトで奴隷の民として
過酷な労働を課せられていました。
労役の叫びは神に届き、神は彼らの嘆きを聞かれ、
モーセを起こし、数々の不思議なわざをもって
奴隷の国エジプトからイスラエルの民を約束の地カナンに導きました。

この出エジプトは、罪の奴隷の下にある人々を解放する
イエス・キリストの救いを意味します。

人は罪の奴隷となっています。
奴隷となっている人をその状態とその結果である死から
解放することのできる唯一の方がイエス・キリストです。
このことを贖い(あがない)と言います。
イエス様は身代金を払って、罪の下にある人々を解放して下さいました。
その第一声が
<子よ。あなたの罪は赦されました>(マルコ福音書2章5節)なのです。