牧師 高橋勝義 |
〔申命記10章1~11節〕
エジプトの奴隷から救い出されたイスラエルは、荒野での40年間の旅を終え、いよいよ約束の地に入ろうとしています。振り返ると彼らの神への背きは、モーセがシナイ山でさとしの板二枚を神から授かっているときに起きました。急ぎシナイ山を下ったモーセの前には、アロンが作った金の子牛を囲んで祝う民の姿がありました。怒りに燃えたモーセは、その二枚の板を粉々に砕いたのです(出エジプト32:19)。そして、民を滅ぼすといわれる主に、モーセは四十日四十夜とりなし祈りました。結果、神は、モーセに二枚の石の板を用意させ、その板に前と同じ文を書き記しモーセに与えます。モーセは、それを契約の箱の中に納めたのです。
主はモーセに「民の先頭に立って進め。そうすれば彼らは、わたしが彼らに与えると父祖たちに誓った地に入り、その地を占領することができる。」と言われたのです。先頭には、契約の箱があり、そのうしろに、十二部族が進みます。モーセは、神が先立って歩んでおられるから、その神を信じて歩むなら必ず約束の地を占領できると民を励ましたのです。
イエス様は、「羊たちをみな外に出すと、牧者はその先頭に立って行き、羊たちはついて行きます。彼の声を知っているからです。(ヨハネ10:4)」と語っています。イエス様が私たちの先頭に立って私たちを導いておられるのですが、私たちはこの世のさまざまな声に惑わされたり、自分の関心事を優先させたりして歩んでしまいます。
私たちは、神の子ども(ヨハネ1:12)であり、光の子ども(エペソ5:8)とされ、神のものとされた民(Ⅰペテロ2:9)なのですから、この旗印をしっかりと掲げ、私たちの人生の先頭にはいつもイエス様がいてくださることを覚えて歩みましょう(マタイ28:20)。
牧師 高橋勝義