2019年11月7日 クラフト教室・支援報告 第193回

・日時:2019年11月7日
・参加者:7名
・奉仕者:仙台教会4名、石巻教会1名

製作:「エコテッシュケース」

チャペルタイム
「日本のマザ-・テレサ 井深八重」
賛美:「アメイジンググレイス」

今月の製作は「エコテッシュケース」。箱なしのテッシュがお洒落に治まる、壁掛けも可能な便利なケースです。製作ポイントの説明を聞いてから、それぞれスタート。楽しくおしゃべりに花を咲かせながらチクチク手を動かしましたが、ほとんどの方が時間内に完成し笑顔で記念写真に納まりました。

この日のチャペルタイムは日本のマザ-・テレサ井深八重のお話しでした。

明治30年(1897年)会津藩家老を勤めた井深家に生まれ、深窓のお嬢様として育った八重は同志社女学校を卒業し、英語教師として赴任した矢先にハンセン病と診断されます。3年後にこの診断はまったくの誤診だったことが判明するのですが、八重は静岡のカトリック教会が運営する神山復生病院に収容されます。そして絶望のどん底にいるはずの患者たちの穏やかな姿を通して、決して奪われることのない確かなものがあることを知り、院長のレゼ-神父に導かれイエス・キリストの救いの恵みに預かったのです。さらに、誤診が分かり帰宅が許された後も、レゼ-神父の患者たちに仕える姿から、ここで生きるのが自分の役割であると決心します。そして看護学校で学び、日本で最初のハンセン病患者を看護する看護婦となりました。看護の日々には逃げ出したくなるような戦いも一度や二度ではなかったそうですが、やがて「救ライ事業」に生涯を捧げた八重の苦労は世に認められ、ロ-マ教皇ヨハネ23世からの表彰、天皇から黄綬褒章を、さらに国際赤十字から看護婦の最高名誉ナイチンゲ-ル記章を受賞し、米国タイム誌に「マザ-・テレサに続く日本の天使」と紹介されました。後日、ハンセン病との誤診を受けたことについて彼女は「自分がここにいることは恵みです。神様からこの場を与えられたことを感謝しています。」と語っています。

クラフト教室の皆さんの心に神様が触れ続けてくださり、八重さんのように「決して奪われることのない確かなもの」を握られますように…。

『それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。それは、苦難が忍耐を生み出し、 忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。 (ロ-マ5:3~5) 』