日時:2018年2月22日(木)
場所:渡波万石浦仮設集会所
参加者:14名
奉仕者:8名(仙台教会6名、石巻教会2名)
万石浦仮設には5ヶ月ぶりに訪問させていただきました。気温はマイナス4度、最高でも3度の厳しい寒さの中でしたが、陽射しは明るく楽しい一日となりました。
私たちはこの場所での集いが最後になるという思いで14名の方々をお迎えしました。この談話室は3月末で閉じられるとのことです。
プログラムの歌の前に「パンダのタカラの ラッパをパッパ パパママおどって パラダイス」という 略して「パタカラ」の言葉を何度も大きく口を開けて読み上げました。この後、歌いますと一段と声が出てきます。(本当ですよ)「ここに幸あり」は一部を替え歌にして、「主われを愛す」は手話で歌いました。
体操も明美姉がリードして下さいましたが、参加者の最高齢97歳のHさんも皆さんの前で指体操のお手本になって下さいました。その姿に一同、励まされたことでした。
栗原先生のお話も皆さんしっかり聞いて下さっていました。
震災から7年になりますが、皆さんの心には「なぜこんなことが私に起こったのだろうか」とあの時の記憶が消えることはないと思います。
イエス様が十字架で言われた言葉が紹介されました。
「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ27:46)
震災を体験した皆さんの思いと十字架上のイエス様の思いが重なるようでした。震災がなぜ起きたのかは分からない。しかし、地球上のものは変化し動くもの。すべてを解明して下さるのは創造者なる神様であると語られました。
イエス様は私たちの思いを知り愛しておられる事。そのための十字架であった事。イエス様を信じる者は救われる事を「青い山脈」の歌詞「古い上着よ、さようなら」を用いて古い上着の替りにイエス.キリストを着る(ローマ13:10)事と教えてくださいました。
またプログラム始めの「パタカラ」言葉の結び「パラダイス」。地上では苦しみがあるけれど パラダイス=神の国がありますと力強くお話してくださいました。
前列で聞かれていたEさん(80歳代の方)はずっと涙しておられました。
「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」(ルカ23:43)
万石浦仮設は100軒以上の大所帯でしたので、7年経った現在も数軒の方が住んでおられますが、未だに次の居場所(家)が決まっていないとお聞きしました。不安の中におられます。どうぞ、お祈り下さいますようにお願いいたします。
皆さんが石巻教会につながって欲しいと願うばかりです。
(深澤まり子)