2017年3月2日 バイパス東仮設支援 (第160回)

 

・日時:201722
・場所:バイパス東仮設
・参加者:14
・奉仕者:8人(仙台教会6人、石巻教会2名)

 

 三月に入った朝、春霞がかかる穏やかな空気の中、石巻井内の仮設に向かいました。

今日は最終回ということで14人全員が揃って集ってくださいました。Sさん(91才の最高齢)もずっと体調を崩して休んでおられたのですが、お元気そうに笑顔で集ってくださいました。思わず二人で手を取り合い再会を喜びました。

 

 今日のクラフトは「小物入れ」です。表はブルーの濃淡の生地を縫い合わせ、内側は同系色の小花柄の生地を使ったとてもおしゃれな八角形の「小物入れ」です。身近に置いて車の鍵や腕時計など入れて置くのもいいし、お菓子を入れてもいい・・・。みんなで出来上がりを楽しみに針を動かして行きました。

 

 チャペル・タイムは、このクラフト教室をずっと準備し、指導して下さっていた斎藤圭子さんがご自分の救いと一年前に天国に召されたお母様のことをお話くださいました。神様のなさってくださったすばらしい御業のお証しに、皆さんじっと耳を傾けて聞いてくださいました。最後にお母さんとよく歌った「主我を愛す」をみんなで大きな声で歌いました。

 

 今日は最後の教室ということで仮設の方々が昼食を用意して下さいました。ひと時、お昼を頂き、おしゃべりを楽しんだ後、「3:11希望のコンサート」のご案内をし、これからのことをお話ししました。「出来たら石巻教会でクラフト教室を続けませんか・・・?」と。すると皆さん喜んで集ってくださると約束して下さいました。そうお話した直後、自治会長さんから「私が役所と交渉しますから、あと一年ここでやったらどうですか・・・?」とお話がありました。とっさのことでちょっとびっくりしましたが、「ありがとうございます。よろしくお願いします」とお答えしました。このような展開になったことに感謝して、神様の御業を崇めました。

 

 というわけで、仮設が完全に閉じる来年3月まで、同じ仮設の集会所をお借りしてクラフト教室を続けることになりました。大震災7年目に入るこのときまで、仮設での働きを守り導いてくださり、また御言葉を伝える機会をお与えくださった神様に、そしていつも祈り続けご支援下さっている全国の教会の兄姉に心から感謝致します。

 

                                                   (吉田真知子)