日時:2017年1月19日
場所:バイパス東仮設
参加者:8人
奉仕者:7人(仙台5人、石巻2人)
穏やかなお天気の朝。
私たちが到着すると、石巻稲井の仮設の集会所には、
もうすでにほとんどの方が集っておられました。
仮設を出て女川に再建した自宅や公営の復興住宅から、
皆さん車に乗り合わせて集ってくださっていました。
でも、お休みの方も何人かいました。
やはり女川から来るのは少しハードルが高いようです。
集った方々の中には、高齢のため運転免許証を返納した方もいて、
人に乗せてもらうのは心苦しいと何度も繰り返し仰っていました。
新しい生活がやっと始まったものの、ひとり暮らしで、
車のない高齢者の方々の生活はどんなに不自由で、また寂しいことかと胸が痛みました。
今日のクラフトは「布のコサージュ」。
リボンと同色のオーガンジーを重ねて縫い、花芯にビーズを縫い付けて仕上げて行きます。
とても上品な「コサージュ」が出来上がりました。
次々と満足そうな笑顔で恒例の記念撮影となりました。
チャペル・タイムでは、宮沢賢治「雨にも負けず」のモデルとなった
岩手県花巻出身の斉藤宗次郎の信仰から語りました。
厳しい迫害の中でも、村の人々のために祈り、愛の行いをし続ける宗次郎。
その宗次郎が郷里を離れることになった時、駅にはたくさんの見送りの人々が
集りました。
その群集の中に宮沢賢治がいたのです。
賢治は彼の生き方に感銘を受けて、「雨にも負けず」の詩を書いたといわれています。
なぜ宗次郎は激しい迫害に会ってもくじけないで愛の業に励むことができたのか、
その力はどこから来たのか・・・。
十字架で命まで捨てて自分を愛してくださった主イエス様を信じることによるのだ
ということを知っていただきたいと願ってお話させていただきました。
約5年間続いたこのクラフト教室も、あと2回で終了となります。
この方々が何とか石巻教会に、そして神様に繋がって欲しいと切望しています。
主がこの祈りを聞き届けてくださいますように。
帰りには、女川に足を延ばして、女川駅前にできた「シーパルピア女川」で、
お店を出している『恵みプロジェクト』の店舗を訪問しました。
久し振りのギルバード宣教師との交わりも感謝します。
これまで守ってくださった神様に、そしてお祈り下さりご支援くださった
全国の兄姉に心から感謝申し上げます。神様の祝福が豊かに注がれますように。
(吉田真知子)