2016年12月15日 東バイパスクラフト教室in石巻教会(第155回)

日時:2016年12月15日
場所:石巻教会
参加者:12名
奉仕者:9名(仙台教会7名、石巻教会2名)

日の光がまぶしい朝。
雪が降らなかったことを感謝しながらいつもより早く
仙台を出発しました。
今回は石巻教会でクリスマスのお祝いも兼ねて
クラフト教室を行なうことにしたのです。
教会に来ていただくのは初めてのことなので、
参加していただけるか少し不安でした。
でも、教会にぜひとも来ていただきたいと願ってのことでした。
車2台で仮設にお迎えに伺うと、すでに数人の方々が
待っていてくださいました。

石巻教会はクリスマスの飾りつけがされて華やいだ雰囲気でした。
仙台教会のパッチワーク教室の姉妹方の作られたクリスマスの
タペストリーもたくさん飾られていました。
どれも手の込んだ力作ばかりです。
参加者の方々は興味深そうに近づいてみたり、
離れてみたり真剣に見入っていました。

今回のクラフトは「布のクリスマス・ツリー」。
三角形の16枚の布切れを縫い合わせて、
立体的なツリー型を作りビーズを縫い付けて行きます。
てっぺんに星を付け金銀のりぼんで飾って出来上がりです。
ビーズの縫い付けに時間がかかるので仕上げは
お家での宿題となりました。

チャペルタイムでは、クリスマス・プレゼントにちなんで
イエス・キリストが神様からの私たち人間への愛のプレゼント
であることをお話しました。
そしてイエス様を信じて人生が180度変わったという
星野富弘さんの証しと詩画を紹介させていただきました。
また、みんなで「Christmas is a time♪」を声を合わせて
賛美しました。

その後テーブルをクリスマスのクロスと花で飾って、
明美姉お手製のハヤシライス、イチゴのショート・ケーキで
クリスマス・ランチ・タイムを楽しんでいただきました。
話題は主にこれからの住まいとお墓の問題でした。
女川に残る若い人が少なく、後を継ぐ人がいないということでした。
震災後、やっと建てた家も自分の代で終われば、
すべて更地にして町に返さなければならないそうです。
家を取り壊す費用も準備しておかなければ・・・と話されていました。

今回は、このクラフト教室を始められた宣教師のお一人
ローナ・ギルバートさんも参加してくださいました。
石巻で瓦礫の中から拾った陶器の欠けらから作るアクセサリー(のぞみプロジェクト)や
女川で着物のリメイク(恵みプロジェクト)という仕事を生み出し
復興に尽くしておられます。
震災以来5年半の尊い働きに心から感謝致します。
今年も全国の教会からたくさんのクリスマス・プレゼントを
送っていただきました。
それによって約180個のプレゼントを作ることが出来ました。
手袋、マフラー、お菓子、トラクトそして送ってくださった
兄姉の祈りと愛のたくさん詰まった素敵な贈り物ができました。
石巻教会の伝道師の高橋先生と明美姉が一軒一軒訪問して届けてくれました。
バイパスの方々にも差し上げることができました。
皆さん、とっても喜んで受け取ってくださいました。
祈りつつ送ってくださいました全国の兄姉に心から感謝致します。

バイパス東仮設の方々と石巻教会で、クリスマスをお祝いできたこと、
クリスマスの本当の意味をお伝えできたことを感謝致します。
今日も導いて下さった神様に、そしていつもご支援くださり
お祈りくださる皆様に心から感謝申し上げます。(吉田真知子)

のぞみプロジェクトの詳細はこちらhttp://nozomiproject.jp/

恵みプロジェクトの詳細はこちらhttp://megumiproject.myshopify.com/