2016年11月24日 万石浦仮設支援(第154回)

日時:2016年11月24日
場所:万石浦仮設
参加者:15名
奉仕者:8名(仙台教会6名、石巻教会2名)

予報では雪模様になるかも知れないという朝でしたが、
幸い雪は降らず元気に仙台を出発しました。
運転は教会のF姉のご主人がして下さり、感謝なことでした。
万石浦仮設は一時期は100世帯でしたが現在は15世帯に減り、
12月も復興住宅へ転居予定の方がおられます。
万石浦仮設自体は平成30年9月までと期限が決められ、
来年4月には仮設の統合も行われ、これからもどんどん変わっていくようです。
自治会長さんは皆さんを見届けるまで残ると言われていました。

石巻教会の高橋勝義師・明美夫妻が支援のチラシを
万石浦仮設から復興住宅に移られた方々を訪問してご案内しました。
集会所で準備をしている間、高橋師ご夫妻が各復興住宅までお迎えに行き、
次々と集まって下さいました。
懐かしくてと涙ぐむ女性、遠く松島の息子さんの家から来て
参加された方もおられました。

集会は「幸せなら手をたたこう」で始まりジェスチャー付きの歌で
雰囲気が一気に和やかになりました。
体操は頭と体の両方を有効に使って、いつも笑いが絶えません。

聖書のお話は栗原師から「新井白石とイタリア人宣教師シドッチ」でした。
小石川キリシタン屋敷跡を発掘で発見されたシドッチとシドッチの世話係の
夫婦の遺骨から当時の様子を解説して下さいました。
キリスト教が禁じられていた時代に危険を冒して江戸に来て本懐は
遂げられなかったものの生きた証人として新井白石や世話係の夫婦に
感銘を与えたシドッチの生涯に光が当てられたお話でした。

昼食の時間にタクシーで2名の方が来て参加。
ディーサービスの日を間違えていたのが分かったので、
急いで来たとのことでした。
寒い中、参加して下さり、感激しました。
短い時間でしたが、喜んで過ごして行かれました。

集会の前後は親しく話が弾みます。
ここ、万石浦仮設は初代の会長さんからスムーズな仮設運営が行われ、
昼は解錠しているので集会所は誰でも気軽に入れます。
いつも顔を合わせているので近況がわかりお互いを思いやる仮設になりました。
他所に移っても懐かしく思う方が多いようです。
タクシーで来られた方は帰る前に仮設を一回り見たいと歩いていました。
震災から5年半が過ぎ、復興住宅に移られた方も多いですが、
お年を召した方ほど心細くさみしさを抱えておられると感じた
支援の時となりました。

高橋勝義師が教会案内の時に、送迎の件も強調してお話しました。
人生の終盤にキリストの愛に触れて救われる方が起こされるように
祈り続けたいと思います。(高橋裕子)