○日時:2016年6月23日
○場所:万石浦仮設住宅
○参加者:20名
○奉仕者:仙台教会5名 石巻教会2名
○交わりを中心に
支援活動日はいつも天候が守られていたのですが、この日は朝から雨、雨!
梅雨の季節ですから当たり前なのですが、足元の悪さが集まりに影響しないか、
少々心配でした。
大所帯で101世帯の方々が住んでおられた万石浦仮設も現在は30世帯。
多くの方々は渡波周辺の復興住宅に移られています。
住所がわからず案内状をお届け出来ない方々には、自治会長さんが電話連絡してくださり、
なつかしい方々が雨の中20人集まって下さいました。
そして、まるで同窓会のようにお互いの近況を確かめあっておられました。
仮設に残っておられる方々は住まいが未定という将来への不安。
復興住宅に入られた方々は新しい環境に慣れない不安。
最新の設備が備えられた快適な住まいも
「ドアを閉めると何も音(声)が聞こえない。
ただ、ベランダの花を見ているかテレビを見るだけ。寂しいよ」
「お風呂の緊急ベルに触ってしまい大変なことになった」等々。
新しいコミュニティ作りのためにも復興住宅の集会所で同じような集まりを
してほしいとの声も出ました。
集会では「バラが咲いた」を歌ってみましたが、皆さんあの頃にタイムスリップして、
大合唱になりその流れで「忘れないで」も元気に賛美しました。
体操で体をほぐし、次は栗原牧師のお話し。
「米沢藩士『甘粕右衛門』の足跡から患難を乗り越える秘訣」を学びました。
食事をしながら引っ越し先の新住所を伺ったり、話は尽きません。
雨が止むことはありませんでしたが、次回7/14に石巻教会で開かれる
「KASサマーコンサ-ト」での再会をお約束してお別れしました。
あの日から6年目に入り、皆さんお歳をそれだけ重ねられています。
震災を超えられたおひとりおひとりが真の希望イエス様につながるように
祈ってやみません。 (高橋明美)