○日時:2015年12月17日
○場所:バイパス東仮設
○参加者:12名
○奉仕者:5名(仙台教会)
○内容:クラフト(パッチワークのミニ・クリスマスオーナメント)
この日は12月半ばだというのにとても暖かく、天候が守られたことに感謝しました。
一年前の12月は大雪による交通渋滞に巻き込まれ、1時間も遅れて到着したことを
思い出して話に花が咲く中、車はスムーズに進んで30分前には仮設住宅に到着しました。
どんな天候の中でも、遠路、車を運転して下さる真知子姉の御労に心から感謝です。
前回「スモックの手提げ」の仕上げが時間切れとなったので、
それぞれ家で仕上げて来て下さいました。
この日持ってこられた完成品と共に、恒例の写真撮影です。
3ヶ月かけて仕上げた作品を手に、皆さん満足そうな表情でした。
写真撮影が終わると、いよいよ今日の作品に取り掛かります。
パッチワークで小さなクリスマスオーナメントを作りました。
パッチワークは、皆さんにとってキャサリン姉が教えて下さっていた時以来
久しぶりでしたが、細かい作業に集中して、時間内に一つ作品を仕上げることができました。
一人二つ分の材料を用意して行きましたので、もう一つは家で仕上げることになりました。
手芸が得意なTさんが声掛けして下さり、その日の午後も数名の方々が集会所に残って、
教え合いながら一緒に作業されたようです。
石浜からの方々は4月半ばには仮設を出て、新しい住まい移ることになっています。
新居への期待や喜びと同時に、このような集まりから離れなければならない寂しさも
口にしておられました。
「仮設を出ても来ればいいっちゃ」「そうだよ、来ればいいさ・・」
そんな声も混じりながら、それぞれが期待と不安の両方に揺れる心をにじませておられます。
手を動かしながら、他愛ないおしゃべりを気兼ねなく出来るこの様な場を、
皆さんがどんなに大切に思っておられるかが伝わってくるようでした。
やがて石巻教会がそのような場になってほしいと切に願うことです。
最後に真知子姉が、クリスマスカラーの赤と緑を通して、クリスマスの意味を
話して下さいました。
「赤」は神の愛と、私達の罪の為に十字架で流されたキリストの血を表す色。
常緑樹の「緑」は神様が与えてくださる永遠の命を象徴する色。
そのために小さな赤ちゃんとなって来られたイエス・キリストのお誕生を祝うクリスマス。
この神様の愛と救いが、お一人お一人の心に届きますように・・・。
「神は、実にそのひとり子をおあたえになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)
(斎藤圭子)