今日は、福音自由教会のボランティアチームの方4名が仙台に到着されました。関西からの牧師先生3名と、上田教会のO姉が再び、です。仙台福音自由教会では、先週ライフラインが完全に戻ったのを機に、先週末をもって教会全体としての被災地への直接的支援は一旦終了することになりました。私(門谷)も、今週からは再び通常の牧会の働きに戻していくことにしています。もちろん、被災地のニーズもそこで消滅したわけではありません。その逆です。けれども被災地では、初期の救援ミッションから、中長期のミッションへと移行しつつあるように思います。そうすると、今度は被災地支援に関わっている方々の「心身の疲れ」にも、焦点が当てられなければなりません。特に今回の震災の場合、目で見える被害が余りにも大きいので、「被災する側」のことはあまり目が行かない場合多いように思います。しかし実は彼らも非常に疲れているのです。なかなかその部分の霊的・肉体的ケアができておらず、走っている場合が多いのではないでしょうか。特に、地域の支援の中核拠点的な働きをしておられる教会の働き人に、その傾向が強いように思います。
ですから、そのような視点を持ちつつ、教会が教会としての機能を果たしながら、同時に支援活動にどのように関わっていくか。教会全体として熟慮し、統一見解を持っておくことが必要なように思います。牧師の熱意だけに任せておくと、後から教会員が思わぬダメージを受けないとも限らないように思います。そういう観点から、当教会では、今週から「有志による自発的に支援ミッション」に大きくシフトすることに致しました。教会活動と支援活動の両立をうまく果たすためには、そのような関わり方が最善だと判断してのことです。いつまでも牧師が毎日のように遠方の被災地に出向いている訳にはいきません。その地域「教会」としての機能が低下することに繋がりかねないからです。直接の被災地から離れている教会は、どこかの時点で、後方支援にシフトしていく必要があると私は考えています。そういう訳で、明日からはボランティアチームの皆さんに単独でのミッション遂行をお願いし、私は教会に留まって、調整業務や通常の牧会に戻っていくことになります。