今回の物資配布は、広島福音自由教会のボランティアチームの皆様の全面的な協力を得て行われました。教会では子どもキャンプも同時に行われており、広島チームの約半数の方々は、キャンプで子供達のために、素晴らしいプログラムを企画して下さいました。
物資配布チームはワゴン車3台+普通車1台で、石巻市渡波地区の、T酒店をお借りして行いました。Tさんとはメンバーもすっかり顔なじみとなり、快くお店と駐車場、また電源までお貸し下さり、本当に感謝に堪えません。また、今回も米国福音自由教会から派遣されているアンディ&ローナ・ギルバート宣教師夫妻、またスペンサー兄も加わって下さいました。
当日は大雨を予報する天気予報サイトもあり、実際出発1時間前ではまだ大雨でした。しかし、これまでの15回の物資配布で、配布中一度も雨に降られたことが無い私たちは、今回も必ず晴れると祈って準備しました。すると、出発前になって「やはり!」ピタリと雨は上がりました。帰宅時にはまた雨が降ってくるという、不思議な守りでした。
今回はまた、広島教会が調達して下さった業務用かき氷マシンとミキサーを持ち込み、かき氷サービスと、冷たい桃の生ジュースを皆様にお配りしました。「本当に久しぶりにかき氷を食べました!おいしい!」と好評でした。夏休み中ということもあり、小さなお子さんも10人ほど来ら、大喜びでした。折しも心配していた天候は、私たちが現地で配布を開始する頃には非常な晴天となり、次第にかんかん照りといった様相となって、丁度良く用いられました。冷たい氷ですので、しばらく腰かけて頂き、お話しにも花が咲きました。
今回は、105名ほどの方々がお越し下さいました。被害の酷かった渡波地区は、瓦礫はほとんど撤去されてきましたが、地盤沈下により浸水の影響が大きく、見通しは厳しいままです。そのようななかで、お一人お一人、自立に向けて奮闘しておられます。ただ、今回も大ぜいの方々が来られて支援物資を受けとって行かれました。物資配布のニーズはまだあるようです。
帰りがけには、女川町にも足を伸ばして、被害の状況をチーム一同、見させて頂きました。圧倒されるような津波の高さを実感し、一同改めて、この地に住んでおられた方々の苦闘を思ったときでした。
8月の物資配布は、今週8/4(木)と8/25(木)に実施する予定です。