2014年9月11日「渡波北部第一仮設住宅」支援活動(第100回)

○奉仕者:8名(仙台教会7名、古川教会1名)
○奉仕内容:
集会:1.石鹸の”デコパージュ”、2.聖書のおはなし、3.歌とゲーム
戸別訪問:個配キット配布しながらお話を伺う。

神様が万物をご支配しておられ、私たちの小さな働きの為にも御手で守り導いて下さっていると実感した一日となりました。 ハレルヤ!! 感謝します。

100回目の支援の11日は、夜に降った記録的大雨で石巻が冠水状態であると報道された朝となり動揺しました。石巻在中のT姉に様子を聞き不安の中、祈りつつ出発しました。三陸道ではいつも下りるICではなく、ひとつ手前の石巻港ICから市内を通らずに渡波の仮設に向かいました。天候は曇りでしたが、穏やかで思ったほどの渋滞もなく、予定からあまり遅れずに到着できました。

仮設の方々は今回の支援チラシを配りに伺ったときから楽しみに待っておられていました。集会には10名の方が来られ、色とりどりの紙ナプキンを石鹸にデコパージュしました。出来上がりに切り紙を貼ったり、マニュキァを付けたりと思い思い自由に楽しく仕上げていました。

聖書のはなしはパウロのアテネでの伝道。使徒の17章からの話でしたが、皆さん静かに聞いておられました。心に残る事を祈ります。

この仮設は毎日お昼をいっしょに過ごしておられます。私たちもご馳走に預かりました。美味しそうな匂いでついつい鼻がそちらに向いてしまうつみれ汁、さんまの甘露煮、魚のマリネ等作り方を教えてもらいながら感謝していただきました。

小さい仮設が点在するこの地域。4か所を戸別訪問しました。転居される方が多い中、2か所の仮設で新入居の方がおられました。生活が落ち着くまで時間がかかると思わされた出来事です。訪問では、自然に迎えられお話できるのはとても嬉しい事です。

また、最愛のご主人を亡くされた方もおられ聞いた私もショックを受けました。その方は来年春の復興住宅への転居に気持ちを切り替えておられました。

石巻教会の開所をお知らせする日が真近になってきました。支援に行くたびに石巻教会建設の事をお伝えし「まだ出来ないのか」というお声を何度も聞きました。

親しくなった仮設の皆さんにぜひ、教会に来てキリスト教に対する誤解や不安を取り除いて私たちが知っている安心を得ていただきたいと思います。

(高橋裕子)