2012年3月15日 「渡波北部第3団地・垂水第2団地仮設支援活動」

支援先:渡波北部第3団地仮設(12世帯)と垂水第2団地仮設(24)世帯と近隣地区
奉仕者:浦和教会3名、武蔵野教会2名、ギルバート宣教師他5名、仙台教会12名

11時半からの談話室でのお茶会等の準備の手伝い後、戸別訪問は5組に分かれて活動しました。支援日直前に大量の野菜を頂き、この日予定の2仮設住宅以外に3ヶ所に戸別訪問をして野菜をお届けしました。

勇んで出発したもののあわててぬかるみに車を入れてしまい、動きがまったく取れなくなってしまいました。心で祈りつつ空しい努力をしていたところ、近くの工事現場の方が二人で車を泥から引き上げて下さいました。「主の山に備えあれ。」ハレルヤ! 感謝します。 支援をしに行き、支援されたのです。こんな事もあるのですね。他県からの工事支援の方で、お名前もお礼の品も丁寧に断られました。

気持ちを切り替え、万石浦橋を渡りコンビニの周辺地区を40件ほど歩きました。野菜はキャベツ、ブロッコリー、小ねぎを組み合わせ教会案内を入れた袋に小分けしたものです。

「支援で野菜をお渡ししています。使っていただくと嬉しいです。」と野菜を差し出すと皆さん笑顔で受け取って下さいました。具体的な話を聞くことは出来ませんでしたが、助かると言う方が何人かいらっしゃいました。コンビニ駐車場で袋入れの作業中、八百屋と勘違いしてこられた方がいました。聞けば福島の方で野菜の放射能の心配をされていましたので、被災者として野菜をおあげしました。とても喜んでおられました。

震災前からそうだったのかどうか分かりませんが、一見、空き家かと思われる家から独り暮らしと言うおばあさんが出て来られたり、少し体のご不自由な男性が静かに出てこられたりして切なく感じました。お留守のお宅には玄関先に置かせていただきました。被災家屋の戸別訪問は二回目ですが、機会が与えられれば今後も続けたいと思いました。玄関先でもう少しお話ができればと思いますが、なかなか難しいことです。

コンビニの隣にニュースで紹介されていた牡蠣小屋がありましたし、仮設の方も働いておられる牡蠣剥き場の場所も分かり何度も通っている場所がまた身近に感じられました。 コンビニの駐車場をお借りしたのでコンビニの方にも野菜をお分けして喜んでいただきました。

[仙台福音自由教会・高橋裕子さん]