今日のメッセージ 『さあ、神に立ち返ろう』 2024年9月1日

 牧師 高橋勝義

〔レビ記24章10~23節〕

 父がエジプト人であるイスラエルの女の息子と、あるイスラエル人とが宿営の中で争いを起こした。そのとき、イスラエルの女の息子が神の御名を汚し、ののしったので、人々はこの者をモーセのところに連れて行った。そのことについて、神はモーセに「あなたはイスラエルの子らに告げよ。自分の神をののしる者はだれでも罪責を負う。主の御名を汚す者は必ず殺されなければならない。全会衆は必ずその人に石を投げて殺さなければならない。寄留者でも、この国に生まれた者でも、御名を汚すなら殺される。」と告げられました。

 また、人間を打ち殺す者、 動物を打ち殺す者は、いのちにはいのちをもって償わなければならない。人がその同胞に傷を負わせるなら、その人は自分がしたのと同じようにされなければならない、しかし受けたこと以上のことをしてはならないとされたのです。これは、私たちの心の内にある復讐心があおられ、過剰な罪を犯さないための神の愛の御配慮です。

 ところで、私たちにも神をののしりたくなる思いが起こります。それは、神への期待や願いの裏返しから起こるのですが、しかし神は、私たちを造られた創造主であり、私たちは被造物であって、神はあなたの願いを聞いてくれるあなたの「しもべ」ではないのです。ののしる行為は神を否定し、神の存在を抹殺する殺人と同じです。それでも、神は「わたしは、彼らがわたしに犯したすべての咎から彼らをきよめ、彼らがわたしに犯し、わたしに背いたすべての咎を赦す(エレミヤ33:8)」と語っておられます。それは、キリストが私たちの罪のために死んでくだったからです(Ⅰコリント15:3)。 さあ、神に立ち返りましょう。