牧師 高橋勝義 |
〔レビ記21章1~24節〕
神は「わたしは会見の天幕と祭壇を聖別する。またアロンとその子らを聖別して、彼らを祭司としてわたしに仕えさせる。(出29:44)」と言われました。神はアロンとその子らを聖別して、神の祝福を注ぐ仲介者として祭司に任命されたのです。それゆえに、祭司は聖なる者であること、また神の名を汚さないことが求められるのです。レビ記21章は、祭司職に聖別されたアロンの子孫に求められていることが記されています。
さてそれでは、これらのことは今の私たちにどう関わるのでしょうか。キリストを罪からの救い主と信じた私たちは、「あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。(Ⅰペテロ2:9)」と語られているように、私たちは神から祭司に任命されているのです。また、「あなたがたは以前は闇でしたが、今は、主にあって光となりました。光の子どもとして歩みなさい。(エペソ5:8)」とも語られています。イエス様は、光の子どもである私たちは「地の塩、世の光」(マタイ5:13,14)であると語られました。塩は食品の腐敗を防ぎ、光は暗闇を照らし周囲を明るくします。同様に神は、私たちの日々の歩みを通して、人々に罪を知らせ、その罪が広がるのを抑制してほしいと願っておられるのです。しかし生まれながらの私たちには、その力はありません。ただ御霊によって歩むとき、御霊の実(ガラテヤ5:22,23)が与えられ、一歩一歩前進できるのです。
御霊によって歩むとは、日々の罪の悔い改めとイエス様に頼る歩みです。その時、私たちの内なる人は日々新たにされていくのです。(Ⅱコリント4:16)